ここではタイの特徴についてご紹介します。
株式会社フォーバルによる信頼の海外進出支援
株式会社フォーバルによる信頼の海外進出支援
タイはASEAN(東南アジア諸国連合)のなかで、もっとも日本企業の進出が多い国です。
日本大企業の製造業の進出が中心でしたが、近年では非製造業の進出も増えています。
2021年3月JETRO調査によると「製造業」が全体の 40.03%、「非製造業(農業、建設業等をのぞく)」が 55.62%を占めている。
2014年に整備された「南部経済回廊(タイ・ベトナム・カンボジアを東西につなぐ陸路)」により、物流環境が格段に改善されました。
タイが魅力的な進出先になっています。ここで、進出のメリットとリスクについて整理したいと思います。
(1)進出日本企業の数は多い。日本のタイへの直接投資残高が右肩上がり。2021年3月JETRO調査によると、現在、タイ進出日系企業数は、5,856社を数え、2017年と比較したら、7.6%増加。(タイ中央銀行)日本のタイへの直接投資残高は 2017年の816億ドルから2020年には953億ドルと 16.8%増加した。
(2)日本への親しみ タイにおける在留邦人は81,187人(2020年10月)、タイへの日本人渡航者は約35万人(2020年)。
バンコク日本人学校生徒数は2,350人、シラチャ日本人学校生徒数448人(2021年4月)に上る。
日本における在留タイ人は51,409人(2021年12月)。これくらいの在留邦人がいるのは、タイ人にとって、日本は親しみイメージをもち、進出の際
日本文化を受け入れやすい、駐在する場合も、タイ人の労働者を獲得しやすいでしょう。
(3)調達しやすい。日本企業が多いのは、市場にもなるし、素材の安定の調達ができます。
(1)少子高齢化社会。2021年のタイ人口は6,617万人ですが、社会は急速な少子高齢化問題を直面します。これにより、労働者の獲得しにくさ、それと見合わせる給料等評価制度
人事管理の工夫が必要です。
(2)地域格差。バンコク周辺と地方の経済格差が大きいです。
(3)不安定な政治状況。反政府デモとクーデターの発生は歴史からみると、発生率が高い国といえます。